フリークボンバー（2017年生、母ヒラボクミラクル）

フリークボンバー（2017年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+爆撃機」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時10歳）と交配したヒラボクミラクルが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2021年の長崎街道飯塚宿特選(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、リーディングから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉永清美によって496.8万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月26日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

6月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月18日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で荻野極騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月30日、中5週で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月6日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2021年）

2月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ポイント10倍!佐賀のSPAT4賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイフクを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

2月27日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオールウェイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲイルバローズに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランヴィクトリアを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月18日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったタガノルーキーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月14日、中3週で迎えた15戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、長崎街道飯塚宿特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャドウワルツをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

6月6日、中2週で迎えた16戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラインプレジャーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、夜長月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたフューチャフラッグ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月11日、中1週で迎えた18戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラシングンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中3週で迎えた19戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったシェイクユアボディをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月18日、中5週で迎えた20戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた21戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた22戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月9日、約7か月半の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したイフティファールに半馬身届かず2着となった。

12月3日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6歳（2023年）

1月15日、中5週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月12日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

3月26日、中1週で迎えた30戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた32戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

7月8日、中7週で迎えた33戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

10月15日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月7日、中7週で迎えた35戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったナムラタタに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7歳（2024年）

1月21日、中5週で迎えた36戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた37戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河原田菜々騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4月20日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。