マイネルハイル（1987年生、母モツカンビーナス）

マイネルハイル（1987年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウオロー（当時14歳）と交配したモツカンビーナスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内白井牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回。1989年の朝日杯3歳ステークス(G1)で3着に入った他、1990年の共同通信杯4歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

6月11日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、マイグローリアに半馬身交わされて2着となった。

7月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月16日、中8週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレオシャトルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したタップオンスターを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアシヤビートに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月17日、中3週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（1990年）

1月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月7日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の山中湖特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。