マイグローリア（1987年生、母ナマラ）

マイグローリア（1987年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時15歳）と交配したナマラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北英牧場。戦績は、中央平地37戦4勝2着4回。1992年の銀嶺ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

6月18日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた2戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルハイルを鬼脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（1990年）

2月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したチェリーロマンスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレオシャトルに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月8日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4歳（1991年）

1月6日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場均騎手（8戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したマルタカアザミを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場均騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトウホーカラーに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月16日、中2週で迎えた14戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、春風ステークス（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月21日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の丹沢ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、立夏ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマルゴスイングを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

6月16日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったカミノクレッセに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月7日、中2週で迎えた19戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた20戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（12戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（13戦3勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったビューチフルロマンにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

11月3日、中2週で迎えた22戦目は、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（14戦3勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（15戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた24戦目は、市川ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（16戦3勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた25戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（17戦3勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた26戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（18戦3勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手（19戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月1日、中3週で迎えた28戦目は、東風ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた29戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は的場均騎手（20戦3勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（21戦3勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた31戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた32戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月1日、中5週で迎えた33戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（22戦3勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、初風ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（23戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月17日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた35戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（24戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた36戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（25戦3勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

12月13日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（26戦3勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。