第41回 朝日杯3歳ステークス (G1)

レース展開

サクラサエズリが馬群を率いる形、直後の2番手にアラカイセイとヘイセイトミオーが取り付く

サクラサエズリが先手を取り、後続との差を1馬身ほどキープして一団を牽引。2番手にアラカイセイとヘイセイトミオーが並ぶ。続いて、クロスキャスト、アイネスフウジン、ルクソールシンボリらが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、ノーモアスピーディは中団前め。モガミレゾンとウイナーズパレスは中団馬群のど真ん中を併走。マイネルハイルは中団後方の位置取り。マウントスピードとドラゴンラリーは後方4番手に控えて虎視眈々と機をうかがう。後方3番手で腰を落ち着けて折り合いに専念するのはカムイフジ。少し離れた最後方にカネショウナイトとホワイトストーンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

朝日杯3歳S、アイネスフウジンが堅実な立ち回りでG1初挑戦初制覇を達成

先頭はサクラサエズリでリードは体半分。2番手にアイネスフウジンが続く。その少し後ろ、クロスキャストが3番手。1馬身離れて、アラカイセイとマイネルハイルが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、依然として先頭で粘り続ける2番人気のサクラサエズリ。そのまま押し切る態勢だったが、2番手にいたアイネスフウジンがきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は後続に2馬身半の差をつけて勝利をモノにした。2着には、逃げ粘ったサクラサエズリが続き、2着とクビ差の3着には、先行勢の後ろの位置から瞬発力に優れた末脚を発揮した14番人気のマイネルハイルが入った。そこからクビ差遅れた4着には、絶好位で直線を迎えたクロスキャストが入線、さらに2馬身半差の5着には、中団前目にいたホワイトストーンが食い込んだ。1番人気のカムイフジは中団後方にいたが決め手が足りず7着に敗れた。