ハバチューバー（2017年生、母ネオジェイズレーヌ）

ハバチューバー（2017年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「かっこいい強者(沖縄の言葉)」。毛色は栗毛。種牡馬のネオヴァンドーム（当時10歳）と交配したネオジェイズレーヌが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2021年のシラネアオイ特別(一般C33 C41)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、細川大輔によって216万円で落札された。

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月28日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3歳（2020年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月17日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月23日、中4週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた8戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1700m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C4-5（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた11戦目は、オロマップ展望台賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた16戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、スノーレイズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タマモケトルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナッチャンカットを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中1週で迎えた19戦目は、仕事納め特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2021年）

1月7日、連闘で迎えた20戦目は、福寿草賞（笠松ダート1600m 雪/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンデープリンセスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月21日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアルマカーテナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

6月2日、中1週で迎えた24戦目は、シラネアオイ特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケープランドに7馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月23日、中2週で迎えた25戦目は、ザクロ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフロイングにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた26戦目は、アジサイ特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンケイワールドを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

8月3日、中3週で迎えた27戦目は、安平町ポッポらんど開園記念特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた28戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR門別第2戦（門別ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウィシュワールドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた29戦目は、シュウカイドウ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

2021年9月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

12月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

5歳（2022年）

1月29日、中4週で迎えた31戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月8日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた34戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7月17日、中3週で迎えた35戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2022年7月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。