グローリアスローズ（2008年生、母グローリアスデイズ）

グローリアスローズ（2008年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「輝かしい薔薇」。毛色は栗毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したグローリアスデイズが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のアイティ・コネクト記念(一般B8)。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月21日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったアイヴィーリーグに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、よもぎ菊特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったアザヤカサクラに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月9日、連闘で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングゴールドオーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

1月4日、中3週で迎えた6戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

4月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、アイティ・コネクト記念（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサマーロコガールに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月1日、中9週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

8月12日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったアルティシムスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月11日、中8週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

12月9日、中3週で迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。