エクセルギー（2010年生、母ルナソルウィンク）

エクセルギー（2010年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「力学的な仕事をして取り出せるエネルギー」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時25歳）と交配したルナソルウィンクが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方29戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年のシルバーブーツ賞(一般C)。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月22日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3歳（2013年）

1月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の8・11尊瑠君誕生日記念祝1歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のライブリヘイローをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のエミ☆ペルーの風に吹かれるの巻（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒシサファイヤに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた10戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメタリックゴールドに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた12戦目は、初日の出賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コーリンマレガーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた14戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で持原大志騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で持原大志騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったドミニクバローズに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で持原大志騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、レッドレイラにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月21日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で持原大志騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリアプロフィットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月10日、中6週で迎えた20戦目は、尾花特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で持原大志騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプレイリースターに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月3日、中2週で迎えた21戦目は、浜菊特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で持原大志騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスマートパラゴンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた22戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、シルバーブーツ賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のグラミーバニヤンに1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

11月18日、中3週で迎えた23戦目は、オリオン座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（12戦3勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた24戦目は、たき火賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモンスターバローズに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2015年）

1月1日、連闘で迎えた25戦目は、かるた賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（14戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハナビクイーンに3馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

1月27日、中3週で迎えた26戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJ ネクストナイツ（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は持原大志騎手（15戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（16戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったリサーチアゲンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（17戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、開設まで11日、Jプレイス弥富（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（18戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリサーチアゲンをクビ差振り切って勝利をモノにする

4月22日、中3週で迎えた31戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、映画「じんじん」の舞台剣淵特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、わくわくラジオ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。