オリバーヴォーグ（2016年生、母ハローオンザヒル）

オリバーヴォーグ（2016年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ラテン語で平和の象徴を意味する人名＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したハローオンザヒルが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は千葉飯田牧場。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千葉飯田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、志村幸彦によって1,782万円で落札された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月28日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3歳（2019年）

1月26日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月7日、中9週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月9日、中5週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

8月11日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2019年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月27日、中6週で迎えた7戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（2020年）

2月18日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したムーンアルテミスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

3月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたカネミツマーチ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったモズクロスを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた12戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、ラナンキュラス賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアヴニールレーヴに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタケマルルーチェに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、ルナダイコクに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上C3四（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、アカクサクハナに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月6日、中3週で迎えた20戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2021年10月13日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。