ディキシーナイト（2016年生、母カメリアローズ）

ディキシーナイト（2016年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「椿の品種名。鮮やかな大輪の花を咲かせる。母名、兄名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時15歳）と交配したカメリアローズが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2019年のスプリングステークス(G2)で3着に入った他、2019年のクロッカスステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,600万円（9万×400口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月15日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったアフランシールにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレオンドーロを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月4日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2019年）

1月6日、中8週で迎えた4戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.マーフィー騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のルガールカルムを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

3月17日、中6週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月30日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

12月15日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はO.マーフィー騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、逃げるモズダディーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2021年）

5月16日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2021年7月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。