ラマルティーヌ（2011年生、母ポイズド）

ラマルティーヌ（2011年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「米国ニューヨークの地区名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したポイズドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の一般C3三四五。

経歴

デビュー前

3歳のとき、ダーレー・ジャパンから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、グローリアスジャパンによって91.8万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月11日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

4歳（2015年）

3月5日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六七（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた6戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた7戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ミサノリュウギョクにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月23日、中9週で迎えた8戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライオットシールドに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月20日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモレッドアイに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5歳（2016年）

3月31日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月28日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、一般C3四五六七（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月5日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のエミネントフラワーに1馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

11月1日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセイヤクンに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月16日、中5週で迎えた17戦目は、田上農夫男室長ありがとう記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。