タイセイシェダル（2018年生、母ココモオレンジ）

タイセイシェダル（2018年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+カシオペヤ座のα星。橙色巨星」。毛色は栗毛。種牡馬のマクフィ（当時11歳）と交配したココモオレンジが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大島牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって1,242万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月31日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったカズロレアートにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

7月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のテイエムリオンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレイクリエイターに1馬身1/4の差をつけて優勝

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2022年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったサトノロイヤルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、ギブミーラブにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月19日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの矢作川特別（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月12日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隼人騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドエランドールを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

7月24日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隼人騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月25日、中8週で迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

11月12日、中6週で迎えた17戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず最後はソウテンと並んで6着同着となった。

5歳（2023年）

2月4日、中6週で迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのトリトンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったサトノラムセスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月2日、中7週で迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月22日、中2週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

6月24日、中8週で迎えた22戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したシナモンスティックを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月22日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの三年坂ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に敗れた。

6歳（2024年）

2月10日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた27戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月21日、中6週で迎えた28戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上3勝クラスの渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田口貫太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月13日、中6週で迎えた30戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの宮崎ステークス（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。