ヤマショウフジ（1986年生、母シナノトウコウ）

ヤマショウフジ（1986年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のモンクール（当時18歳）と交配したシナノトウコウが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は滝田石男。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回、地方7戦0勝。1988年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は434kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカワキタバラッケーをクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

7月31日、中4週で迎えた3戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた4戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒロタイムに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月1日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のモガミオンリーをアタマ差振り切って2勝目を挙げた。

3歳（1989年）

6月17日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

4歳（1990年）

2月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた12戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田吉光騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月14日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、半杭議騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた16戦目は、樋口富男騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口富男騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般C1ホ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口富男騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C1ホ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で樋口富男騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1991年）

1月29日、中9週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で樋口富男騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月8日、中0週で迎えた21戦目は、アラ系一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で樋口富男騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。