ダンツミラクル（1985年生、母サードニクス）

ダンツミラクル（1985年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフアバージ（当時24歳）と交配したサードニクスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地7戦3勝、地方26戦7勝2着5回。1989年の小倉記念(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

下田泰広厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1987年）

9月15日、デビュー戦は手島勝利騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は425kg。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターチトセからクビ差の2着に甘んじた。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で手島勝利騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンダンスからクビ差の2着に甘んじた。

11月7日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で手島勝利騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったユキノハマナスから6馬身差の2着となった。

11月15日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で手島勝利騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のソニーイレブンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で手島勝利騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で手島勝利騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

3歳（1988年）

1月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で手島勝利騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で手島勝利騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマリモバーバから1馬身差の2着となった。

2月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で手島勝利騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のソニーイレブンに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月14日、中3週で迎えた10戦目は、上川薫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた11戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、C1（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は手島勝利騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で手島勝利騎手（10戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングルーパスをクビ差制して3勝目を手にした。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で手島勝利騎手（11戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバールールに5馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

7月31日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で手島勝利騎手（12戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で手島勝利騎手（13戦4勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で手島勝利騎手（14戦4勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のハイセイフブキに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月12日、中1週で迎えた18戦目は、B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で手島勝利騎手（15戦5勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた19戦目は、オパール特設（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で手島勝利騎手（16戦5勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は上川薫騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のヘキオに2馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月29日、中1週で迎えた21戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は手島勝利騎手（17戦5勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた22戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は上川薫騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハヤトローズに3馬身の差をつけて優勝

12月25日、中3週で迎えた23戦目は、中島記念（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は手島勝利騎手（18戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1989年）

1月22日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で手島勝利騎手（19戦5勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた25戦目は、サガ・クイーン賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で手島勝利騎手（20戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で手島勝利騎手（21戦5勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルゲンダイオーから1馬身差の2着となった。

6月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた27戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の御嶽特別（中京芝2000m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた28戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上400万下の日南特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメジロワースに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月19日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の天草ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャッチミーを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

8月27日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーフレームに4馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

9月17日、中2週で迎えた32戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた33戦目は、カシオペアステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。