アテスト（2013年生、母ヒカルカグヤヒメ）

アテスト（2013年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「～を証明する」。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時12歳）と交配したヒカルカグヤヒメが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2017年のレディスヴィクトリーラウンド盛岡第1戦(一般B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河小林牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ケイズから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山本直樹によって756万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月9日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3歳（2016年）

3月9日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したクリノマルボルクを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月7日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエランドールシチーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた9戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4歳（2017年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

3月27日、中9週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2016シーズン岩手競馬ありがとう賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、最後はマイネルラヴィーンと並んで3着同着となった。

4月9日、中1週で迎えた13戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月24日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた14戦目は、江刺甚句まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた15戦目は、ガーベラ賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、グリーンマーブル賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアクティブボスにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

6月12日、連闘で迎えた18戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドミライに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月3日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、エメラルダ賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のマイネルコランダムに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ジャパンジョッキーズカップ第1戦（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月23日、連闘で迎えた22戦目は、うるま市・盛岡市友好都市提携5周年賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、北奥羽ナニャドヤラ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた24戦目は、ファラオ賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のマリーズランに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月4日、中1週で迎えた25戦目は、くずまき秋まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したジョリヴィサージュにクビ差届かず2着となった。

9月16日、中1週で迎えた26戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタン盛岡NEW WINGカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のセイザンに1馬身1/4の差をつけて5勝目を収める

10月2日、中1週で迎えた27戦目は、ドリームピンク賞（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた28戦目は、スプレーマム賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた29戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、レディスヴィクトリーラウンド盛岡第1戦（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のロザムンデに4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

11月13日、中1週で迎えた30戦目は、ノベンバーカップ（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた31戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた32戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた33戦目は、ハウエラ賞（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（12戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、トモジャプリマにハナ差交わされて2着となった。

5歳（2018年）

1月3日、連闘で迎えた34戦目は、初富士賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、モルフェワインにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、花巻ひえカレープロジェクト賞（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた36戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた37戦目は、シオカゼザクラ賞（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

5月27日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた38戦目は、新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（15戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた39戦目は、トケイソウ賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた40戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、ツユクサ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。