ドリームラッシュ（1988年生、母スキーダブル）

ドリームラッシュ（1988年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時6歳）と交配したスキーダブルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回、地方23戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は1992年の駒ケ岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

4歳（1992年）

5月10日、デビュー戦は岩戸孝樹騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は514kg。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた2戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた3戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関口睦介騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関口睦介騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関口睦介騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイトウオージャに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で関口睦介騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シエリトリンドに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で関口睦介騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のセラヴィをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

9月27日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で関口睦介騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた12戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5歳（1993年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は中野栄治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノヴァホークに半馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（1994年）

8月18日、約19か月の休養明けで迎えた15戦目は、佐々木一夫騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（旭川ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、ウンブリエル特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木一夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月23日、中7週で迎えた17戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったデーエスベルマンから2馬身半差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた20戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 小雪/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた21戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーヨーハヤテからクビ差の2着となった。

12月29日、中1週で迎えた22戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミタカパッサーから半馬身差の2着となった。

7歳（1995年）

1月8日、中0週で迎えた23戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードナポリに半馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

4月22日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったデタントから1馬身差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村松学騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた28戦目は、千葉優騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた29戦目は、早池峰賞（盛岡ダート1100m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉優騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（1996年）

6月2日、約10か月半の休養明けで迎えた30戦目は、頼本盛行騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のノムラワルツに3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた32戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウフロリストに2馬身半の差をつけて優勝

8月17日、中2週で迎えた33戦目は、中津記念（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた34戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったリュウフロリストからクビ差の2着に甘んじた。

9月22日、中1週で迎えた35戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安東章騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイショウマインドから1馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で安東章騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトモエムールから5馬身差の2着となった。

9歳（1997年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに32kg増やして迎えた37戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。