キスウマイ（2020年生、母アヴェニューズレディ）

キスウマイ（2020年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「キスが上手い。口びる差で勝ってほしい」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロードバリオス（当時15歳）と交配したアヴェニューズレディが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。戦績は、中央平地8戦0勝、地方11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、山下良子によって341万円で落札された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月2日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（2023年）

3月18日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤懸貴志騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤懸貴志騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月18日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、えびの特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で藤懸貴志騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月27日、中5週で迎えた9戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

12月21日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4歳（2024年）

1月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のアクトレスランに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月8日、中3週で迎えた12戦目は、スノードロップ賞（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスマートコマンダーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月28日、中2週で迎えた13戦目は、ユキヤナギ賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月27日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンプリーザベストにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月25日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月10日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、土方颯太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6月5日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた18戦目は、ハイビスカス賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。