サクラローズマリー（2006年生、母サクラヒーロー）

サクラローズマリー（2006年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時6歳）と交配したサクラヒーローが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地8戦3勝2着2回。2009年のスイートピーステークス(オープン牝)で2着に入った他、2009年の忘れな草賞(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月22日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のスターリースカイに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月12日、中3週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したブロードストリートを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

4歳（2010年）

4月19日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤサシイキモチに4馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

5月8日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムオーロラにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月30日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイタリアンレッドを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。