ミキノマーベラス（2001年生、母オンワードスマック）

ミキノマーベラス（2001年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時9歳）と交配したオンワードスマックが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長谷川牧場。戦績は、中央平地37戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の皿倉山特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月7日、デビュー戦は西原玲奈騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた3戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

3歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（3戦0勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスペシャルリーズンに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアーバンエスケープに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月10日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のメジロマックイーンメモリアル（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4歳（2005年）

2月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で須貝尚介騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で須貝尚介騎手（11戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、キャッチザゴールドにハナ差交わされて2着となった。

3月20日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で須貝尚介騎手（12戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ベストアルバムにハナ差交わされて2着となった。

4月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で須貝尚介騎手（13戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラゲイルに交わされて1馬身差の2着となった。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で須貝尚介騎手（14戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のメジロガルシアに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で須貝尚介騎手（15戦3勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

7月17日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で須貝尚介騎手（16戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、アップルアローにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で須貝尚介騎手（17戦3勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

9月25日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で須貝尚介騎手（18戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で須貝尚介騎手（19戦3勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月10日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で須貝尚介騎手（20戦3勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の闘争心で諦めることなく走り切り、4着を確保した。

12月25日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で須貝尚介騎手（21戦3勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

5歳（2006年）

1月22日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で須貝尚介騎手（22戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で須貝尚介騎手（23戦3勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のグレートボヤージュに7馬身の差をつけて4勝目を手にした。

3月26日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で須貝尚介騎手（24戦4勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

10月29日、約7か月の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で須貝尚介騎手（25戦4勝）。17頭立ての12番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい17着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた30戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（26戦4勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6歳（2007年）

1月7日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（27戦4勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（28戦4勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた35戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた36戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月28日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた37戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。