サンタイクーン（1983年生、母ミスジヨー）

サンタイクーン（1983年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサドンソー（当時8歳）と交配したミスジヨーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）アイオイファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回、地方9戦5勝。主な勝ち鞍は1987年の喜多方特別(400万下)。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

4月13日、デビュー戦は4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。鞍上は松田幸春騎手。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

4月29日、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

5月11日、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

5月25日、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月8日、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったゼットインターに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月13日、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったミズノシルバーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（1987年）

9月12日、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月26日、4歳以上400万下（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったホワイトクリスマスにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

10月17日、4歳以上400万下の喜多方特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は国兼正浩騎手。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒノクニレディに2馬身半の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

6歳（1989年）

4月15日、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月22日、5歳以上400万下の両津湾特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国兼正浩騎手。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月6日、5歳以上400万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国兼正浩騎手。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月5日、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮路洋一騎手。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月4日、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮路洋一騎手。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月25日、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮路洋一騎手。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月24日、野菊特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮路洋一騎手。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月30日、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮路洋一騎手。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のスターフアイヤーに1馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

12月10日、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮路洋一騎手。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエースファーストに3馬身の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

7歳（1990年）

1月8日、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮路洋一騎手。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤプリンスに3馬身の差をつけて勝利した。

3月3日、一般C5-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宮路洋一騎手。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリキイチバンに1馬身半の差をつけて勝利を決めた。

3月28日、一般C5-2（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮路洋一騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサンライズハートをハナ差制して勝利を挙げた。