パープルパッピー（2006年生、母スターランズ）

パープルパッピー（2006年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋パピーより」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時7歳）と交配したスターランズが22歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害1戦0勝、地方14戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の一般C20。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月15日、デビュー戦は上野翔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた2戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

7月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の蘇水峡賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、シンゼンアローに交わされて3馬身差の2着となった。

8月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月27日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた7戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、FMリスナーズ・チャレンジ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のソルティーフウカをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-7（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トウショウブリスクに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマンダリンチーターを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、シクラメン賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

1月22日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズヒメを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月9日、中2週で迎えた14戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた16戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したサマーピクシーにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月13日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったブレーヴキャンターに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、シンメイキセキに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、中3週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた19戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。