ノックオンウッド（2018年生、母トゥアーニー）

経歴

デビュー前

当歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって5,400万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額7,000万円（14万×500口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月13日、デビュー戦はD.レーン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレオテソーロを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月23日、中9週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2021年）

6月6日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のタマモダイジョッキに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

9月11日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4歳（2022年）

6月4日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5歳（2023年）

3月11日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

9月30日、中9週で迎えた12戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6歳（2024年）

2月7日、中6週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したローズプリンスダムを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月14日、連闘で迎えた15戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカナデルアイに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のニシケンバリーに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月12日、中1週で迎えた17戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、モノノフピンクに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月20日、連闘で迎えた18戦目は、小池祐子特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったララプロフォンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた19戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で城野慈尚騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアイリスクォーツにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で城野慈尚騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーベンホルツに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月1日、中1週で迎えた23戦目は、ライガー局長就任特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は城野慈尚騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたデリカテス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2 C3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で城野慈尚騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で城野慈尚騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、権藤史昭結婚記念特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミオファーストを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月27日、中1週で迎えた27戦目は、銀球ついに高知へ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月22日、中7週で迎えた28戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は城野慈尚騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（4戦3勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた30戦目は、命名渡辺聖菜特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は城野慈尚騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7歳（2025年）

1月23日、約3か月の休み明けで迎えた31戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ボンウィークエンドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた32戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッピングカラーズを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月22日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-3（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンリュウジョウに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月9日、中1週で迎えた34戦目は、ダービースタリオンIII賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスタークローザーに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。