ミストラルシャワー（2010年生、母ハートフルシャワー）

ミストラルシャワー（2010年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランス南東部に吹く強い北風＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時9歳）と交配したハートフルシャワーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方26戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の一般B3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンユウファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月3日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5月18日、中4週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート2400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた10戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウオニグマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウパシオンを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を収める

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-6（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノオタフクに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、これでもか!太鼓特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアラタマセットに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月1日、中2週で迎えた14戦目は、湯座屋市特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアルファンタジーに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカガヤキプリンセスに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月24日、連闘で迎えた16戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナムラセキトバに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4歳（2014年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（7戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた18戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で平瀬城久騎手（8戦7勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったアリアーヌに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で平瀬城久騎手（9戦7勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、たけちゃん誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で平瀬城久騎手（10戦7勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で平瀬城久騎手（11戦7勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた22戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた24戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（12戦7勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（13戦7勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、木下智史金沢競馬来場記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったマイネルラメールに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた30戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた32戦目は、中央で駆けろ!岡澤憲太郎杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（14戦7勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（15戦7勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（16戦7勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。