ミナミノユリシーズ（1992年生、母ワンブルメン）

ミナミノユリシーズ（1992年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリヴリア（当時10歳）と交配したワンブルメンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北洋牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方23戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年の葉月特別(D2)。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

11月26日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3歳（1995年）

1月29日、中5週で迎えた3戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた6戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月22日、中1週で迎えた8戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 小雨/良）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

12月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、川崎勝良騎手を鞍上に迎えて、4歳C5（上山ダート1250m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1996年）

4月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、一般D3ハ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川崎勝良騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた12戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3ニ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般D3ニ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は川崎勝良騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般D3ニ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川崎勝良騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノブルーリボンから3/4馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般D3ニ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川崎勝良騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた16戦目は、一般D3ニ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川崎勝良騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモサンシーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般D3ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川崎勝良騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノブルーリボンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般D3（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川崎勝良騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のエルダーウエルに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般D2ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川崎勝良騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコンコルドミロに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月17日、中2週で迎えた20戦目は、一般D2イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川崎勝良騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイガーエースから1馬身差の2着に敗北した。

8月26日、連闘で迎えた21戦目は、葉月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川崎勝良騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートジャッジに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月7日、中5週で迎えた22戦目は、一般D1ロ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で川崎勝良騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴルディアンノットから7馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般D1ロ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で川崎勝良騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイガーエースから1馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般D1ロ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で川崎勝良騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のユーセイアマデウスをクビ差制して6勝目をつかんだ。

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、一般D1（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で川崎勝良騎手（14戦6勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3イ（上山ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で川崎勝良騎手（15戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1997年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で川崎勝良騎手（16戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は川崎勝良騎手（17戦6勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川崎勝良騎手（18戦6勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2イ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川崎勝良騎手（19戦6勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川崎勝良騎手（20戦6勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。