トーホウサターン（2009年生、母トーホウグレース）

トーホウサターン（2009年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋土星」。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時13歳）と交配したトーホウグレースが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地7戦1勝、地方21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月28日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハードチョンホを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

4歳（2013年）

1月20日、約9か月の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた6戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、金沢城賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた10戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、切干賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、風呂の日賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヒラボクローレルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月3日、連闘で迎えた13戦目は、干菜賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイワクラギンガを3/4馬身振り切って久々に白星を挙げた。

5歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、門松特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒラボクローレルに3/4馬身交わされて2着となった。

1月15日、中1週で迎えた16戦目は、プリムラ特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったマイネヴァイザーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた17戦目は、氷柱賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のダークラムを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

2月4日、連闘で迎えた18戦目は、クロッカス特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた19戦目は、ノースポール特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で安部幸夫騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったケントリュウコウにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた21戦目は、長野・西村結婚1周年記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（11戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のレッドフェアリーをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月3日、中1週で迎えた22戦目は、クレマチス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた23戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（13戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた24戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、カーネーション特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月3日、中3週で迎えた25戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた28戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、里帰りジョッキーズカップホームタウンカップ（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。