マダムジルウェット（2011年生、母ユキノチャンプ）

マダムジルウェット（2011年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「婦人（仏）＋風見鶏（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したユキノチャンプが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川端正博。戦績は、中央平地21戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端正博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって420万円で落札された。2歳のとき、坂東牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ディアレストクラブによって1,260万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月7日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたシャドウカラーズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンアグライアを上がり4位の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

4歳（2015年）

1月5日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月16日、中9週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず最後はミラクルアスクと並んで12着同着となった。

10月12日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したメイショウメイゲツを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のムーンマジェスティをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

12月19日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5歳（2016年）

2月14日、中7週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたテルメディカラカラ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月11日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月18日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

6歳（2017年）

2月5日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。