コスモストラヴィン（2007年生、母リリービーナス）

コスモストラヴィン（2007年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時11歳）と交配したリリービーナスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松山謙二。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦4勝2着2回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松山謙二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって357万円で落札された。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

6月28日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3歳（2010年）

1月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた5戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のモエレカリジに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアンクに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズノロマンに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイダイジャンプにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフラメンコに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月21日、中1週で迎えた10戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナロウエスケープに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。