キタノレーニア（2020年生、母ハタノリュウール）

キタノレーニア（2020年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+アメリカの火山名」。毛色は芦毛。種牡馬のレッドファルクス（当時9歳）と交配したハタノリュウールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社グッドラック・ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グッドラック・ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって165万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた2戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

3歳（2023年）

2月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた4戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

6月17日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林脩斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた6戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のみなと君生誕祭どすこいず記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ルミノルシファーに交わされて1馬身差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヘアピンシュプールに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の智之&菜那結婚記念（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の☆祝還暦☆佐藤保弘お疲れ様記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた11戦目は、野々山愛生誕祭（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、しまねで美肌と縁結び（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアウゲンブリックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、入鹿池特別（名古屋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月16日、中0週で迎えた14戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮下瞳騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

12月1日、中1週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、一般C8（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮下瞳騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた16戦目は、有象無象がよぉ!誕生おめでとう（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で宮下瞳騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2024年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で宮下瞳騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で宮下瞳騎手（12戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で宮下瞳騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で宮下瞳騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で宮下瞳騎手（15戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた23戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（16戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた24戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1500m 小雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた25戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、音羽川特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月13日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（17戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた28戦目は、名古屋モーニングフィーバー3（名古屋ダート920m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（18戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた29戦目は、名古屋モーニングフィーバー20（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（19戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のシャイナライに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月23日、中1週で迎えた30戦目は、油ヶ淵特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（20戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（21戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ツカサトレインに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（22戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた33戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた34戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた35戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったミーハにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。