ルナーランダー（2013年生、母タッチⅡ）

ルナーランダー（2013年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月面着陸機」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時10歳）と交配したタッチⅡが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2019年の三木特別(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月9日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

4月30日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のミュートエアーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

9月24日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメナスコをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月9日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月17日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月17日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

4月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 小雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったグローブシアターにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったエルリストンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6歳（2019年）

1月27日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（8戦2勝）。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4月13日、中8週で迎えた19戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたステイキングダム決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月11日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の高田城特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラレゾンに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6月1日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（10戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハイヒールに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

7歳（2020年）

4月25日、約11か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスのエールステークス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（11戦4勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

6月21日、中7週で迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。