キタノサイレンス（2007年生、母ゴッドノーブル）

キタノサイレンス（2007年2月26日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋静けさ」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したゴッドノーブルが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方23戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、永村侑によって577.5万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

3歳（2010年）

4月25日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のシーラブズテーラーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月7日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトリンファドーラに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月12日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の晴太郎&なを結婚記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、メジャーハンターに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の愛Love笠松けいば（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C15（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシリアスナンバーに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月26日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた12戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ラヴァリーバースに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

1月19日、中2週で迎えた15戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエーシンアリデッドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のイエスウイウィルに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月18日、中1週で迎えた17戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた18戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアクアファストに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月7日、中2週で迎えた19戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

5歳（2012年）

1月14日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

2月25日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた23戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオーミレゴリスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた25戦目は、どいやさ祭特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた27戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた29戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、金沢オーナーズホース杯（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた31戦目は、第二回ともちゃん誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた32戦目は、浦河地区馬産地賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。