コスモリスアムール（2005年生、母レガシーキューブ）

コスモリスアムール（2005年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ゆり（仏）＋愛（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時10歳）と交配したレガシーキューブが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は三村卓也。戦績は、中央平地2戦0勝、地方13戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の虹の松原特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三村卓也から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって210万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月18日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2008年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた3戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブリザードマグナムに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオトコブネを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイナズマカブトに3馬身の差をつけて制した。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファストグランに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の仙水峡特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたセイユウタロー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の耶馬渓特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したギオンヴィグラスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の青島特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオリオンクィーンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の虹の松原特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアズマヒメツーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。