ハルオーブ（2020年生、母ハルダヨリ）

ハルオーブ（2020年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「春+夜明け(仏)。母名より枕草子の冒頭『春はあけぼの』を連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディーマジェスティ（当時7歳）と交配したハルダヨリが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C2六。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモンサンスヴニールに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月14日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったリバーラにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

9月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月8日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月25日、中5週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったスズハロームに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で三浦皇成騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で三浦皇成騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したセフィロを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で三浦皇成騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたダイシンヤマト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（9戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（10戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したクレセントウイングを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（11戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（12戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月20日、中8週で迎えた15戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（13戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたディバイングレース決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（14戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた17戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ケイトウ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、リコリス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた19戦目は、ツワブキ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4歳（2024年）

3月21日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた22戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月24日、中2週で迎えた23戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、下剋上特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた24戦目は、木曽川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた27戦目は、木村徹也退職記念おひげ杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた28戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るウインメテオーラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジゴウキャクを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

デビュー前

伊藤和忍厩舎（岩手）へ入厩。

12月22日、デビュー戦は高橋悠里騎手を鞍上に据えて、一般C1三（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。10頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。