ウムブルフ（2013年生、母ウミラージ）

ウムブルフ（2013年1月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大変革、大改革、地殻変動（独）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したウミラージが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地14戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の湾岸ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額7,000万円（175万×40口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月11日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したクィーンズベストを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったラブリーアモンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でR.ムーア騎手（1戦0勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラチェットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2016年）

1月17日、中5週で迎えた4戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた7戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンアローダを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 小雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステイブラビッシモに5馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

10月23日、中8週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4歳（2017年）

3月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワールドレーヴに1馬身の差をつけて制した。

5月28日、中6週で迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月21日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったノーブルマーズに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。