フルグラトル（2000年生、母スプリングブレイク）

フルグラトル（2000年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグランドオペラ（当時16歳）と交配したスプリングブレイクが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、地方43戦7勝2着3回。2003年のダイヤモンドカップ(地方重賞)に勝利した他、2004年の金杯(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桜田勝男厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2002年）

8月3日、デビュー戦は佐々木忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は485kg。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月25日、中0週で迎えた3戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビックパラダイスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のセイントジュリアに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月10日、中2週で迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のメルトインハニーに1馬身の差をつけて制した。

3歳（2003年）

4月5日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーモアウオーからハナ差の2着となった。

5月5日、中3週で迎えた10戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオールギャランテーをクビ差振り切って優勝

6月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東北優駿（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

6月29日、中3週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦のサマーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた13戦目は、3歳B1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のハーベストカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（11戦3勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた15戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の楓賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた16戦目は、3歳戦の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（12戦3勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2004年）

1月2日、中0週で迎えた17戦目は、地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（13戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したウツミジョーダンにクビ差届かず2着となった。

4月24日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（14戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（15戦3勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた20戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（16戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（17戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月27日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（18戦3勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月25日、中3週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた23戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（19戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた24戦目は、シリウス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木忍騎手（20戦3勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

5歳（2005年）

2月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、駿光特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマクロプロトンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月17日、中2週で迎えた26戦目は、麗特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた27戦目は、一般C1一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファサクセスを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりに勝利を挙げた。

5月2日、連闘で迎えた28戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフレンドリーボスを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

6月5日、中4週で迎えた29戦目は、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた30戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた31戦目は、雲の峰特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月8日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、トワイライトオープニング特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の葉月特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた34戦目は、一般B3（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るナカガワを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6歳（2006年）

3月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、アクアマリン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（8戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた37戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月5日、中8週で迎えた38戦目は、盛夏特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（11戦2勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた39戦目は、カーネリアン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（12戦2勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ戦のほたる特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（13戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7歳（2007年）

4月6日、約8か月の休養明けで迎えた41戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（14戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月4日、中3週で迎えた42戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた43戦目は、初蝉特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（16戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。