テルノパレード（1984年生、母テルノリード）

テルノパレード（1984年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のボールドリツク（当時23歳）と交配したテルノリードが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回、地方7戦3勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

5月9日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったリードフォーカスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエイシンマンリーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中3週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下のなでしこ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキクノリージェントに1馬身3/4の差をつけて制した。

10月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた7戦目は、C.アスムッセン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’87ゴールデンホィップトロフィー（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のモガミパワーを半馬身振り切って制した。

4歳（1988年）

1月16日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上1400万下の寿賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したクラウンルイヤーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の下鴨特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

6歳（1990年）

4月26日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた12戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、十勝賞（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月10日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた13戦目は、瑞穂賞（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柳沢好美騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、角川秀樹騎手を鞍上に迎えて、摩周賞（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1991年）

9月12日、約16か月の休養明けで迎えた15戦目は、松井孝仁騎手を鞍上に迎えて、手稲特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月27日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、一般D3ニ（上山ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のラボレムスに9馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般D3ハ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のベツドタイムプリネに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

11月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般D3ニ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のベツドタイムプリネに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。