ジャスティンパワー（2019年生、母ハヤブサペコチャン）

ジャスティンパワー（2019年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+力」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したハヤブサペコチャンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2022年の牧野富太郎生誕160年記念賞(一般C2十一十二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、三木正浩によって1,705万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月6日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（2022年）

1月30日、中4週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

6月12日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた8戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のナティブーツ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月4日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牧野富太郎生誕160年記念賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオールスターズに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、ハタチの龍馬賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴァランセカズマを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2023年）

6月5日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九十（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキタノキャスターに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

6月29日、中2週で迎えた14戦目は、プランターズ・パンチ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた16戦目は、I.W.ハーパー賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ミント・フラッペ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月15日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、バロン賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダグフォースに5馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、ハタチの龍馬賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2024年）

1月25日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボニーマジェスティに1馬身1/4の差をつけて5勝目を奪取した。

2月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。