リアライズナラック（2008年生、母Spree）

リアライズナラック（2008年2月15日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋かわいい（タイ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のFusaichi Pegasus（当時11歳）と交配したSpreeが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦1勝、地方23戦1勝2着4回。2012年の2F船橋屋田久保オープン!船橋らーめん賞(一般C1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月27日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月21日、中7週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサウンドマンボに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月12日、中2週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月21日、中9週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて15着に終わった。

3歳（2011年）

6月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカンゾウ賞（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた6戦目は、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ブレイドバローズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中4週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月5日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の気力でひたむきに粘り続けて、最後は2着のプラウドフォンテンを半馬身振り切って順当に勝利した。

12月19日、中1週で迎えた9戦目は、冬菊特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月13日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サイレントカイザーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた11戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3月12日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

4月27日、中6週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた13戦目は、山吹特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた14戦目は、鴨宮特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

7月23日、中8週で迎えた15戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したシャイニードラゴンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月9日、中1週で迎えた16戦目は、2F船橋屋田久保オープン!船橋らーめん賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったシャイニードラゴンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、近代競馬150周年記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた18戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、師走スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2013年）

5月1日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、しずない桜まつり特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた20戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、たきかわ菜の花特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた21戦目は、クロフネ・プレミアム（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた22戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、室蘭白鳥大橋ライトアップ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月25日、中1週で迎えた23戦目は、おけと人間ばん馬大会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったテストマッチから1馬身1/4差の2位に入線したが、その後失格となった。

8月6日、中5週で迎えた24戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、ガセリ菌太郎特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、いつもあったかホクレン灯油特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた27戦目は、根室さんま祭り特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた28戦目は、じっくりコトコト特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、室蘭日本五大工場夜景特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。