キョウエイフリュー（2000年生、母インターメモリー）

キョウエイフリュー（2000年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋早い（独）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時8歳）と交配したインターメモリーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方30戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の台東区特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月18日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2004年）

4月21日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月22日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアリスインワンダーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月25日、中2週で迎えた15戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカゲムシャに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月16日、中0週で迎えた17戦目は、一般C2七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のダイワアロマに3馬身の差をつけて3勝目を収める

9月15日、中3週で迎えた18戦目は、月島特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったナイキアラジンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた19戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、桂浜特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったカネツストーリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（8戦3勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5歳（2005年）

5月11日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

5月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のヒカルオータマを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

9月14日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のカレンダーボーイに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月15日、中1週で迎えた26戦目は、晩秋特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコールミートムをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（7戦3勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦の西新井特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（8戦3勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6歳（2006年）

5月7日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、飛鳥山特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で達城龍次騎手（9戦3勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた30戦目は、「雪に願うこと」特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で達城龍次騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシャンハイナイトに2馬身の差をつけて7勝目をゲットした。

6月5日、中1週で迎えた31戦目は、おおかみ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で達城龍次騎手（11戦4勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた32戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、足立区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた33戦目は、葛飾区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したキョウエイオーザにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月3日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦の’06クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（13戦4勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた35戦目は、新宿区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（14戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、13着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた36戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、台東区特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のニイタカヴァンクルに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月8日、中4週で迎えた37戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に敗れた。