ワンダーゴースト（2000年生、母スティールロマン）

ワンダーゴースト（2000年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「驚異の＋妖怪」。毛色は鹿毛。種牡馬のナグルスキー（当時19歳）と交配したスティールロマンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は大山牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方34戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の一般C3-7。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月30日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2003年）

1月21日、中4週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

4月28日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、末田秀行騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B3（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツルギデンカに交わされて3馬身差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で末田秀行騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダンディを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で末田秀行騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメルチャンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

6月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のアカシア賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で末田秀行騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月12日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた12戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は末田秀行騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月16日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で末田秀行騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で末田秀行騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月21日、連闘で迎えた18戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールデンフラワーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-8（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は末田秀行騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-7（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（12戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサウンドパラダイスに1馬身の差をつけて優勝

12月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（13戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4歳（2004年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた23戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で末田秀行騎手（14戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で末田秀行騎手（15戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に敗れた。

4月20日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた25戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で末田秀行騎手（16戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で末田秀行騎手（17戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で末田秀行騎手（18戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で末田秀行騎手（19戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したポインセチアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で末田秀行騎手（20戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で末田秀行騎手（21戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で末田秀行騎手（22戦2勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた32戦目は、博之と美咲ウエディング記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で末田秀行騎手（23戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は末田秀行騎手（24戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（25戦2勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた36戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（26戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月27日、中9週で迎えた37戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。