マテラガニア（2018年生、母リアライズノユメ）

マテラガニア（2018年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したリアライズノユメが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。主な勝ち鞍は2021年のおしゃすパーク賞by大勝軒(一般C2二三)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月13日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2021年）

3月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

6月20日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月21日、中8週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

11月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、おしゃすパーク賞by大勝軒（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラナウェイボーイを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

1月10日、中5週で迎えた8戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、馬い!江戸前千葉飯塚店（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したオートヴィルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月1日、中2週で迎えた9戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月11日、中9週で迎えた10戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったモニュメントキングに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、みどりの日賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月22日、中6週で迎えた12戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキングオブカズをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

7月26日、中4週で迎えた13戦目は、馬い!甘いレナパイナップル発売記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた14戦目は、ウクレレ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、セイショウパイロに半馬身交わされて2着となった。

9月30日、中4週で迎えた15戦目は、爽涼賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のセイショウパイロに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

11月28日、中7週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の馬い!男村っち淡路玉ねぎ発売記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハッピーバレーをクビ差振り切って4勝目を収める

12月19日、中2週で迎えた17戦目は、じゅん散歩パワーアップ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5歳（2023年）

2月10日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のマーガレット賞（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で野沢憲彦騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサブルドール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、クレオメ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた20戦目は、キンモクセイ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた21戦目は、ポットマム特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

11月23日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、埼玉県畜産会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月25日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、ターコイズ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6歳（2024年）

1月11日、中1週で迎えた24戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、鏡開き特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた25戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、駿光賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた26戦目は、梅見月特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた27戦目は、メッシーナ賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は福原杏騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた28戦目は、ブラッドストーン特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた29戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、リムジン賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンエイジローを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月18日、中1週で迎えた30戦目は、雛芥子特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。