ボストンフラッグ（2005年生、母シグナチュアフラッグ）

ボストンフラッグ（2005年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時11歳）と交配したシグナチュアフラッグが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方27戦6勝2着3回。2008年の戸塚記念(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

7月27日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は499kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバーナーズループに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

9月24日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のナドアルシバ競馬場カップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したドリームスカイを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

11月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3歳（2008年）

7月18日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1四 C2一（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールドジェットを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々の一戦をモノにした。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスマイルタッチに3馬身半の差をつけて優勝

9月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったジルグリッターに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

10月23日、中5週で迎えた9戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた10戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、伸びてきたナッシュ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、猛虎特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた13戦目は、東京サマーランド賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のインベストホープをクビ差振り切って勝利をモノにする

8月11日、中4週で迎えた14戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた15戦目は、パルス藍住賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のラインジュエルをアタマ差振り切って優勝

10月15日、中4週で迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジェットコマチを3/4馬身振り切って6勝目をつかんだ。

11月5日、中2週で迎えた17戦目は、’09メトロポリタンノベンバーカップ（大井ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は戸崎圭太騎手（10戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

5歳（2010年）

1月15日、中9週で迎えた18戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（11戦4勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた19戦目は、野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（13戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた21戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、’10メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた24戦目は、SPAT4×楽天銀行賞IN大井（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた25戦目は、山下貴之騎手を鞍上に迎えて、三里塚特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のターコイズ特別（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（14戦4勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6歳（2011年）

1月17日、中3週で迎えた27戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。