ロードヴァンドール（2013年生、母ジャズキャット）

ロードヴァンドール（2013年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋金色の風（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時12歳）と交配したジャズキャットが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。2017年の金鯱賞(G2)で2着に入った他、2018年の日経新春杯(ハンデG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額3,024万円（6.05万×500口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月8日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のローズウィスパーをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2016年）

1月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月16日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ゼンノタヂカラオにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月21日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエクセレントミスズに1馬身1/4の差をつけて優勝

7月3日、中5週で迎えた7戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月7日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、パリカラノテガミにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月25日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ヴォージュにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のソールインパクトに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月25日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のカウントダウンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハナズレジェンドをクビ差振り切って雨中の一戦を制した。

2月19日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月11日、中2週で迎えた15戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（8戦3勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ヤマカツエースに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月2日、中2週で迎えた16戦目は、G1の大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（9戦3勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

8月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で太宰啓介騎手（10戦3勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月29日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で太宰啓介騎手（11戦3勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

5歳（2018年）

1月14日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、パフォーマプロミスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月24日、中9週で迎えた21戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月1日、約8か月半の休養明けで迎えた22戦目は、G3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

6歳（2019年）

1月13日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた24戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月28日、中5週で迎えた25戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7月7日、中9週で迎えた26戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

8月3日、中3週で迎えた27戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山典弘騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた28戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月16日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（12戦3勝）。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入った。

12月7日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（13戦3勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

7歳（2020年）

1月19日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（14戦3勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた32戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

2020年2月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、幸オープン（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月4日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた34戦目は、皐月盃（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

8月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた35戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアップクォークに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中7週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた36戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8歳（2021年）

3月2日、約5か月の休養明けで迎えた37戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、日吉オープン（川崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のアングライフェンを半馬身振り切って休み明けの一戦を物にした。

4月22日、中6週で迎えた38戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、幸オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。