タイクーン（2019年生、母ビューティーコンテスト）

タイクーン（2019年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「実力者、大物。母母父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したビューティーコンテストが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2022年の下総守国義慶安年期短刀入手祈願。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額3,000万円（15万×200口）で一口馬主が募集された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月11日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2022年）

6月25日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた8戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の下総守国義慶安年期短刀入手祈願（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアクアエナジーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサクラトップグッドに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2023年）

5月28日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月1日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた14戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2024年）

1月20日、中6週で迎えた15戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月27日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月15日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、純烈・酒井一圭50歳手前記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグラシアーノに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月23日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、ひさしさん還暦おめでとう記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヴイエルジュに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、碧輝りお1周年記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤンチャプリヒメに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中3週で迎えた21戦目は、かがやく美味しさ加賀野菜賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルナタールを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月1日、中2週で迎えた22戦目は、能登半島地震復興応援杯（57）（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エスカミーリョに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中3週で迎えた23戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた24戦目は、能登半島地震復興応援杯（70）（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るセブンメイクハピーを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って6勝目を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた25戦目は、道井悠マンション丸アンバサダー就任記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したベルウッドミカサに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、恋路賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた27戦目は、たかのりくん28歳☆お誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた28戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、ポイントでネット投票!楽天競馬特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた29戦目は、ポイントでネット投票!楽天競馬特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

6歳（2025年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、椎田つぐみデビュー半年記念☆つぐみん杯（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3月29日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた31戦目は、哲也&夏月HAPPYWEDDING記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月6日、連闘で迎えた32戦目は、しょうちゃんしずちゃん結婚おめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた33戦目は、☆氷のKより☆川添裕起さん誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（11戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカミノマジックに1馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。