ウォルフガング（2004年生、母アルガリー）

ウォルフガング（2004年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時16歳）と交配したアルガリーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）中田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方18戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

6月10日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた3戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、一般E8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた4戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンブーロベカルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、連闘で迎えた5戦目は、一般E5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグランドフェローを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、連闘で迎えた6戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマックスクィーンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月8日、連闘で迎えた7戦目は、白露特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹野宏史騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般Eイ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウフォンテを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、連闘で迎えた9戦目は、一般E6（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシャイニングエッジを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般E5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルタカクロスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダッシュオンに2馬身の差をつけて制した。

11月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンザンマークに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月23日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオレノウマを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のケイコバラカを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

2月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシャインミスティに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザドリームチャンプに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月22日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月20日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオリオンザナイトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテツサンクスに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。