インタープロスパー（1995年生、母ダイアー）

インタープロスパー（1995年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のマジツクミラー（当時13歳）と交配したダイアーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地34戦6勝2着8回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年のサンシャインステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月30日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったミサワワールドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1998年）

1月18日、中4週で迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のグッドスマイルに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1800m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、コンキスタクラウンに半馬身交わされて2着となった。

4月4日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

4月25日、中2週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたエイシンビンテージ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（福島芝1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

9月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のランニングヒーローを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

12月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを5馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリスタルレコードにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1999年）

2月21日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

3月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライジングシチーに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月18日、中5週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

6月27日、中9週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

8月8日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

9月18日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の白井特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月2日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、タイカラムーンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、トシザブイに交わされて2馬身差の2着となった。

5歳（2000年）

12月17日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフサイチドラゴンに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

6歳（2001年）

1月14日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のスパークホークに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月30日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキングザファクトに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月1日、中3週で迎えた30戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、リベレーションにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月28日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したオリーブクラウンにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月19日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（12戦3勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

9月23日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（13戦3勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

7歳（2002年）

7月2日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた35戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、かみのやま競馬活気会賞（上山ダート1800m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヨノショウリから3/4馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中3週で迎えた36戦目は、かすみちゃん28歳誕生日記念!!（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。