ビクトリアノニジ（1999年生、母ツジノメガミ）

ビクトリアノニジ（1999年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時11歳）と交配したツジノメガミが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回、地方21戦6勝2着2回。2002年のノースクイーンカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2002年のマドモアゼルカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日田牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

谷口常信厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

6月5日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月13日、連闘で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月12日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライナーから1馬身半差の2着となった。

7月19日、連闘で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイアイハマナスから半馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた9戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルロープをハナ差制して待望の初白星を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた10戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木国明騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた13戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木国明騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のメモリアルパンチに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

3歳（2002年）

3月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で佐々木国明騎手（12戦2勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた15戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーベラスサンデー賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月15日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（13戦2勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

7月16日、中3週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた17戦目は、Aiba苫小牧特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（14戦2勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のジーワンシャネルに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、プルート特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（15戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のチャンスガールに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、佐々木明美騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた20戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のマドモアゼルカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のポピーをクビ差制して5勝目をマークした。

9月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したリンリンゴールにクビ差届かず2着となった。

10月1日、中0週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のモエギノヨオコーに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月31日、中3週で迎えた23戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた24戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2003年）

1月12日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月9日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

7月12日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシャンゼリゼシチーを半馬身振り切って7勝目をつかんだ。

7月26日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の九十九島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したトーヨーサイレンスにハナ差届かず2着となった。

9月20日、中7週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したキタノスザクに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったテイエムハナザカリに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。