ミトノレインボー（2015年生、母ラズベリータイム）

ミトノレインボー（2015年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋虹」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したラズベリータイムが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村秀則。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、木村秀則から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、木村秀則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹内三年によって399.6万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月14日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ロンロネオに3/4馬身交わされて2着となった。

11月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のエイシンテースティに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下の秋明菊賞（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3歳（2018年）

2月17日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったカネトシブレスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスリーケープマンボを3/4馬身振り切って制した。

7月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、逃げるテイエムヒッタマゲを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のピースマインドをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2019年）

2月24日、中9週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

5月18日、中7週で迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた17戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。