ベルリンガー（2005年生、母バズマイハート）

ベルリンガー（2005年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鳴鐘人。大成功」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したバズマイハートが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方6戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の奥州街道レース(一般B2七)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月24日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

6月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月3日、中7週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したツクバプリティを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ルクパー特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマイルアスから1馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、日高生産連特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたアイプロミス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったレイクトゥーンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月18日、連闘で迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、鵡川カネダイ大野ししゃも特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、ヤマノトレジャーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中5週で迎えた10戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般B2九（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた11戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、奥州街道レース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のクレドをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。