レイクトゥーン（2003年生、母カートゥーン）

Lake Thun

2003.03.24

レイクトゥーン（2003年3月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「スイスにある湖名」。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時17歳）と交配したカートゥーンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方24戦11勝2着6回。2008年の門別軽種馬生産振興会特別(一般)に勝利した他、2010年のNOSAI日高特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額8,000万円（200万×40口）で一口馬主が募集された。

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

4歳（2007年）

4月26日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、一般D3-1（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は532kg。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズツルギオーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月10日、中1週で迎えた2戦目は、豊頃町ハルニレンジャー賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハミウケリョウガに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月26日、中4週で迎えた4戦目は、カペラ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノワカガシラに半馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5歳（2008年）

8月21日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、北菓楼 はまなすの恋特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスマイルアスに半馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、シリウス特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒシカツテイオーからクビ差の2着に甘んじた。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、日本軽種馬協会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャッチドリーマーからハナ差の2着に甘んじた。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、ミンタカ特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、様似アポイ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤヨイコマチを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルリンガーに8馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

11月20日、連闘で迎えた11戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイミリオンを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6歳（2009年）

5月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、札幌モエレ健康センター特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマサノガーランドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月3日、中3週で迎えた13戦目は、カシオペア特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマンボパートナーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月29日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のリンカーン賞（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた15戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、北海道えぞ松特別（門別ダート2000m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた16戦目は、プルート特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアースファイヤーに半馬身届かず2着に敗北した。

7歳（2010年）

9月21日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、鵡川カネダイ大野シシャモ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた18戦目は、NOSAI日高特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったクラキンコに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、三石川特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したタグハンターにハナ差届かず2着となった。

11月18日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8歳（2011年）

6月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、水無月特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイーグルフラップを半馬身振り切って久々の一戦を物にした。

7月5日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、ひだか樹魂まつり特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥバンを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカネマサゴールドをアタマ差振り切ってファンの期待に応えた。