サトノハンナ（2012年生、母マックスイマージュ）

サトノハンナ（2012年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋優雅（ヘブライ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したマックスイマージュが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月6日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

10月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2015年）

2月1日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

8月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスカイトップに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、鮭・あわびまつり賞（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったスズヨローズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のスカイトップに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4歳（2016年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したショッキングコートを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月2日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックノヴァを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったステージアートに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。