エイシンシャンツェ（2017年生、母エーシンラージシー）

エイシンシャンツェ（2017年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大きく進歩するきっかけを意味する飛躍台（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンアポロン（当時10歳）と交配したエーシンラージシーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高村牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月12日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のディランズソングを半馬身振り切って初白星を挙げた。

2月9日、中3週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

2月29日、中2週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

2020年10月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

12月23日、中7週で迎えた6戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、スイセン賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上B1 B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた9戦目は、神姫バス杯（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

7月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、丹波篠山デカンショ特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた11戦目は、たかさご万灯祭特別（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた13戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた17戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村直輝騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のアイスナインに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-5（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木村直輝騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた20戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は木村直輝騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

2月13日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、一般C2-3（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（8戦1勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた23戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、雨水特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた24戦目は、浅春特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた26戦目は、新生誕1周年記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアンシャルムに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月24日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を爆発させて、最後は2着のトラストミーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月8日、中1週で迎えた28戦目は、カーネーション特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（13戦2勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた29戦目は、素敵・多田羅誠也特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村直輝騎手（14戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木村直輝騎手（15戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた31戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、座敷牢大感謝祭特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（16戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。